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学級通信 『もの申す』 27人の子どもたちとおっさん先生のぶつかり合い
                     生きる力、総合学習の原点がここにある

松森 俊尚 著  エイデル研究所 A4版 320頁 2500円

     
                 
                                         

〈帯のことば〉       松下竜一さん、堀智晴さんに書いていただいた「まえがき」から抜粋。

 松森先生は、この『もの申す』で(本人は意図しなかったかも知れないが)壮大な実験に取り組んだのだと思う。それは、クラスを徹底的に解放するという実験である。

 クラスのなにもかもを洗いざらいさらけだし解き放ち共有することで、寄ってたかって五年一組を創っていこうとしているのだ。

 おかげで私たちは、一つのクラスの生成していくなまなましくもスリリングな過程に立ち合うという、得難い体験を味わうことになる。それはおそらく、児童文学と呼ばれる長篇創作を読む以上の豊饒な体験である。

 そして、真の教育とは という永遠のテーマに向き合ったという、重い読後感にも浸るのだ。

                    作家 松下竜一


 「もの申す」関係から始まる

 「もの申す」関係は日本人が最も苦手とするものだ。「自立した個人」から遠いところで生きている私たちの一人ひとりが、世間との関係を対象化し、自分で考えて行動する第一歩が「もの申す」ことだと言っていい。松森さんはこの「もの申す」関係の中で子どもの一人ひとりとつきあい、クラスづくりをしていった。・・・

 「もの申す」時、それは同時に自分に対しても「もの申す」時である。これまで自分が何をしてきたのかが同時に問われる時となる。子どもたちに「もの申し」つつ反省する松森さんというまじめな、そして物事をしたたかに面白く見る人物が私には見えてくる。また、松森さんと一人の子どもとの関係、子どもと子どもとの関係、松森さんと親との関係、子どもと親との関係も見えてくる。

                大阪市立大学教員 堀 智晴

 

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『ちがうからこそ 豊かに学びあえる
  特別支援教育からインクルーシヴ教育へ


堀 智晴 編著 明治図書 A5版 142頁 1800円
 現在、障害児教育は大きな転換期にある。日本では、文部科学省が障害児教育を「特殊教育」から「特別支援教育」へと大きくシフトさせつつある。世界では、ユネスコがリードして、インクルーシヴ教育の方向に向かっている。
 私たちは、障害児教育を含む日本の教育を全体的・根本的に問い直すために実践と理論の一例としてここに本書を提起したい。障害児も一人の子どもとして大事にする教育、それぞれがちがうからこそ豊かに学びあえる共育を構想している。
 本書が厳しい教育現場を前にしながらも、自分の実践に取り組もうとしている実践者に少しでも参考になる点があればありがたいと願って本書を編んだ。(編著者「はじめに」より)


松森も 本書に書かせていただきました。
寝屋川市の集中校方式の問題を、僕なりに実践を通して書いたつもりです。

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