東日本大震災 障害者情報

 2011年3月11日、1000年に一度とも言われる未曾有の大震災が起こり、引き続く巨大津波が壊滅的な被害をもたらした。さらに福島第1原子力発電所の事故は炉心溶融をも引き起こし、人類がかつて経験したことのない人災が今尚進行し続けている。テレビ、新聞等のマスメディアを通して、毎日間断なく送りつけられて来る映像や、写真、文字、ことばの溢れんばかりの情報は、事実を知る、現実と向き合うというよりも、むしろ私の中から現実感覚を奪い取っていくかのような倒錯した経験をもたらすときもある。
 大震災の経験は、日常の暮らし方や、社会とか国というもののありかたをもう一度根本から考え直す必要を私たちに突きつけているのだと思われて仕方ない。そのためにも被害の実態をありのままに知りたい、被災地で生起するひとつひとつの事実を知りたいと思っている。
 ここでは、マスコミが伝えない被災地の側からの話・情報を記録できないかと考えている。インターネットやメーリングリストに書き込まれる被災現地の情報をアットランダムに掲載して行こうと思う。
ゆめ風基金
〒533-0033 大阪市東淀川区東中島1-14-1/TEL:06-6324-7702・06-6324-7703
FAX:06-6321-5662

阪神・淡路大震災を機に地震などで被災した障害者を支援する団体。全国の障害者運動と永六輔さん、小室等さんをはじめ各界の多数の方々を呼びかけ人とし、自然災害の被災障害者への救援・支援をつづけている。

救援金のご送金は郵便振替でお願いします。
郵便振替口座 00980-7-40043
ゆめ風基金

です。
 
皆様
    「被災地障がい者センターみやぎ」副代表の石川雅之です。
 昨年3月の震災から、早や1年が経とうとしています。
 まず、この1年を通し、皆様から当センターに多大なご支援をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。他方、ご支援をいただきながら、報告が十分できず、申し訳ありませんでした。
 まもなく1年となりますので、皆様からいただいたご支援へのお礼と、現状の報告を簡単にさせていただきます。
 震災後の昨年4月1日、私の所属する「共育を考える会」も含め、宮城県内で障害者関係の活動をしている14の団体が集まり(現在15団体)「被災地障がい者センターみやぎ」を結成しました。
 その後、南部の亘理町、北部の登米市、沿岸の石巻等に支部ができ、仙台も含めたいくつかの拠点において、被災障害者の支援活動を行ってきました。
 その中で、今までは面識もなかった障害児の親と障害当事者が知り合い、地域での自立生活を目指す障害当事者の生き方に親たちが励まされるという関係も生まれてきました。
 この1年間、当センターは被災した障害者の活動の支援を続けてきました。が、震災から1年を期に、今後の活動については、5年、10年という長い期間を見据えて、障害者と健常者が共に生きる地域へと宮城を再生していくことを目標に活動していこうと考えています。
 具体的な活動についても、今後は仙台よりも沿岸部(石巻・南三陸町等)での活動の展開を中心に据えていかなくてはなりません。
 当面、センターとしては以下のような活動を行っていこうと考えています。
1)公共の交通機関復旧の遅れに伴う地域において移動困難な障がい者への車両によ
 る移送サービス
2)障がい者の電話相談を受けると共に関係機関と連携を取りながら解決していく
3)障がい者団体を中心に、独自のネットワークの構築・整備、大規模災害時への学 習会・防災訓練の実施
4)障がい者団体を中心に各地域での啓発イベント(報告会・シンポジウムその他)
 開催及び啓発の為の広報誌発行・ ホームページの開設
5)年数回の研修会開催、必要課題への調査・研究を進め新たな事業展開
 以上、簡単ですが、報告とさせていただきます。
 どうぞ、今後も私たち被災地域の障害者支援の活動にご支援いただきますよう、お願いいたします。
牧口一二さん

 被災地では全ての人たちがたいへんな状態におかれています。とりわけ、避難所でトイレが使えない車イス利用の方、介助や補助が必要な人、そして人工呼吸器をつけている人など、障害をもつ人たちにとって避難生活は一層厳しく、生命:の課題に直面する場合すらある模様です。
 阪神・淡路大震災の経験から、被災した障害者やその団体へのすばやい支援をめざして立ち上がったゆめ風基金は、今回の震災発生の3月11日夕方には被災地へ入り、いち早く被災障害者の支援活動を開始しています。
 そして、阪神・淡路大震災から16年をかけて積み立てた基金約2億円のほぼ全額を緊急投入して、生命の課題に直面する被災障害者や福祉作業所などを緊急救援すると共に、これからが本番となる息の長い救援に向けて募金活動もスタートさせています。ぜひ、ご協力ください。
4月14日 リリアン テルミ ハタノです。

 複数MLに送信しています。重複してこのメール受け取る人びとにはどうかお許しください。
先日、宮城県南三陸と石巻市へ行ってきました。世の中の動きに影響した、今後様々な影響をもたらす出来事をやはり自分の目でしっかりと見ておかなければならないと思い、行ってきました。
 長野、愛知、神奈川、東京、京都からのブラジル人と「南三陸町で10:30集合」という約束で、集合場所に向かいました。ブラジル企業からの寄付の自転車と、自転車の企業からのアルコール消毒液と、各地から集まった救援物資も届けてまいりました。
 しかし、それぞれの町でみた現状は違いますが、そこで見たものは、とても言葉ではうまく表現できませんが、自然がもっている破壊力は凄まじいものであるのを再確認しました。
テレビの四角い画面では伝わらない360度の景色、伝わって来ない匂いだったり、空気そのものがありました。生涯生きて行くうえで、ずっと考えていかなければならない出来事であることを確認してきました。
 そこでの出会いを、大切にし、付き合っていきたいと思っています。あまりメディアには取りあげられませんが、やはり被災したのは、日本人だけでは無いです。そして、すべての外国人が避難したわけでもないです。31年間日本で生活しているフィリピン人の方にも会えましたが、一生懸命に各地から届く救援物資の仕分けにもう1人の仲間のフィリピン人と取り組んでいました。
 いろいろな人の命が奪われ、生活が破壊され、とにかく余震が続く毎日でも一生懸命前向きに生きようとしています。
一日も早く自立ができるように応援して行かなければならないが、それは、救援物資も大切ですが、もとに仕事ができて、生活がなりたつように再建できるようにしなければならないなと改めて強く感じました。

さて、今回は、まさかと言いたいですが、こんなニュースを目にしました。是非読んでいただいて、「こんなに教育が進んでいるといわれていた社会」で、このレベルの無知がもう子どもたちの間に広まっていると考えたら、恐ろしく寒気がしました。
 「東日本大震災:「放射能怖い」福島からの避難児童に偏見」毎日新聞 
 2011年4月13日 22時17分(最終更新 4月14日 0時35分)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110414k0000m040137000c.html
 方言で福島出身だと疑われ、タクシーで断られたり、病院までに断れたり、子どもの間で「放射線」がうつるという、すでにあまりにも苦しい思いをした人びとに対する差別が広
がっているのであれば、しっかりと正しい情報を発信しなければ、とんでもない事態がさらに悪化するのではないかと危惧します。
リリアン
4月5日 「ゆめ風基金」ホームページから 河野秀忠さんからの報告

 ゆめ風基金会員が東北地方に300名ほどおられ、その方々に安否確認の往復ハガキを出したところ、約50名ほどの方々から、返信がありました。その大半は、多少の被害はあったものの無事でしたとのこと。当たり前ですよね。酷い被災者には、返信も出来ないでしょうから。その中の1通の仙台市のSさんからのものを紹介します。
 当方では、特に今はありません。人工呼吸器使用者への電力供給がなかった。停電時は、その電源確保が大変でした。また、水などのライフラインが止まったことが今回最大の課題でしたが、今は大丈夫です。衣食住ともに、大丈夫です。避難所にいられない障害者の方々が出ています。個別には支援していますが、全体把握はできていません。その方々を含め、自宅在宅でお過ごしの方々が増えていると思いますが、支援は不十分だと思います。とありました。
 広島では、バクバクの会副会長の穏土さんや、事業所てごーすのメンバーが、広島市で一番人通りの多い、そごうデパート前の、大通りを挟んだ向かいの場所で、ゆめ風基金のチラシをまきながら、救援カンパ活動を、3日に敢行されました。とても、元気な穏土さんからのメッセージ付で、お知らせメールを頂きました。ありがたいことです。