シルクロード科学プロジェクトとは

シルクロード科学プロジェクト基金について

シルクロード科学プロジェクト 課題一覧


 中国共産党が強行したシルクロードでのメガトン級大型核実験災害および核兵器関連施設周辺の公害に対する科学・医学調査を主とした人道的科学プロジェクトです。

20世紀半ばに中国共産党に侵略された東トルキスタン、チベット、南モンゴルの人命を無視した恐怖政治下での、人権・人道に関わる様々な自由がそれらの社会で欠落しています。148万人以上が死傷したと考えられる楼蘭周辺でのメガトン級大型核実験と広範囲に持続する健康被害と残留する核汚染、そしてチベットの地にある核兵器関連施設からの公害による周辺の人々の健康被害が放置されたままとなっています。

2008年の中国の核実験報告の出版後、著者は世界ウイグル会議ラビア・カーデル総裁理解のもと日本ウイグル協会との共同で東トルキスタンでの核災害を調査してまいりました。さらに、ダライ・ラマ法王日本代表部ラクパ・ツオコ代表の理解を得て、チベットの地での核災害の調査を開始することとなりました。これまでの調査プロジェクトを、中央アジアのシルクロード地域に拡大し、全貌を解明し人道支援することを目的とするプロジェクトにまとめることになりました。これが、今回、新たな形で始められるシルクロード科学プロジェクトです。

プロジェクトは中国政府がシルクロードに隠してきた未曾有の核災害を、国内外の人道的関係諸団体および個人の協力を得ながら解明してまいります。皆さまの暖かいご声援とご支援、そしてご協力をお待ちしています。

 


プロジェクトリーダーは

 

高田純理学博士です。核爆発災害、放射線防護学の専門家で、米ソの核実験災害を中心に世界の核災害地を調査し、最初に中国の核実験災害の科学報告をした日本の科学者です。核災害の被災者の立場に立つこと、核放射線に関わる国民保護課題に取り組み将来の危機に備えること、医療・エネルギーなどの分野での核放射線技術の正しい利用を強く意識して研究教育そして啓蒙に取り組んでいます。

中国の核実験災害調査は、2000年の隣国カザフスタン国境調査に端を発しています。その後、2002年に開発した核爆発災害を予測する計算方式RAPSを、楼蘭周辺でのメガトン級地表核爆発事例に応用したのでした。その結果を20087月に日本語図書「中国の核実験」を出版し、同年10月ブエノスアイレスでの第12回国際放射線防護学会IRPA12で報告しました。そして、英語・ウイグル語併記版の「中国の核実験」が20093月に、多くの人たちの支援を受けて刊行できました。

200810月に世界ウイグル会議総裁ラビヤ・カーデル氏、同年12月に日本ウイグル協会会長イリハム・マハムテイー氏、20091月にダライ・ラマ法王日本代表部事務所代表ラクパ・ツオコ氏と会談し、被害者である彼らの祖国を、核被災調査で応援することを表明しました。

現職は札幌医科大学の物理学教授で、大学院医学研究科で放射線防護学を指導しています。前職・広島大学原爆放射線医科学研究所国際放射線情報センター助教授、京都大学原子炉実験所助教授、第19期日本学術会議研究連絡員、主著に「世界の放射線被曝地調査」講談社、「核爆発災害」中公新書、「中国の核実験」医療科学社などがあります。現在、放射線情報センターを主宰、国民保護を中心課題とした放射線防護医療研究会の代表世話人を務めています。

被災者側の立場から、客観的に核災害の全体像を解明する姿勢です。人道の心を持って科学力で、シルクロード科学プロジェクトを推進してまいります。みなさまの応援、よろしくお願い申しあげます。

 

高田 純  20093


日本シルクロード科学倶楽部