喘息のガイドライン


成人気管支喘息(2009)ガイドライン

症状の程度 症状の特徴 PEF
ステップ1
軽症間欠症
・症状が週1回未満
・症状は軽度で短い
・夜間症状は月に1〜2回
予想値の80%以上
変動20%未満
あるいはPEF自己最良値80%以上
ステップ2
軽症持続型
・症状は1回以上、しかし毎日ではない
・日常生活や睡眠が妨げられることがある:月1回以上
・夜間症状が月2回以上
予想値の80%以上
変動20〜30%
あるいはPEF自己最良値80%以上
ステップ3
中等持続型
・症状が毎日ある
・短時間作用性吸入β2刺激薬がほとんど毎日必要
・日常生活や睡眠が妨げられることがある:週1回以上
・夜間症状が週1回以上
予想値の60〜80%
変動30%以上
あるいはPEF自己最良値60〜80%
ステップ4
重症持続型
・治療下でも、しばしば増悪
・症状が毎日ある
・日常生活に制限
・しばしば夜間症状
予想値の60%未満
変動30%以上
あるいはPEF自己最良値60%未満

注 PEF=ピークフロー値

小児気管支喘息ガイドライン(2008)

発作の型 症状の特徴 治療ステップ
間欠症 ・年に数回、季節性咳嗽、軽度の喘鳴が出現する
・ときに呼吸困難伴うこともあるが、β2刺激薬で短期間で症状は改善し持続しない
ステップ1
軽症持続型 ・咳嗽、軽度喘鳴が1回/月以上、1回/週未満
・ときに呼吸困難を伴うが持続短く、日常生活が障害されることは少ない
ステップ2
中等持続型 ・咳嗽、軽度喘鳴が1回/週以上
・毎日は持続しない
・ときに中・大発作となり日常生活が障害されることがある
ステップ3
重症持続型1 ・咳嗽、軽度喘鳴が毎日に持続する
・週に1〜2回、中・大発作となり日常生活や睡眠が障害される
ステップ4−1
重症持続型2 ・重症持続型1に相当する治療を行っていても症状が持続する
・しばしば夜間の中・大発作で時間外受診、入退院を繰り返し日常生活が制限される
ステップ4−2



喘息症状の管理

喘息の程度 呼吸困難 動作 治療 自宅治療可、緊急外来、入院、ICU 検査値
軽度  ・苦しいが横になれる ・やや困難 β2刺激薬吸入、頓服
・テオフィリン薬頓服
自宅療養可 PEF 70-80%
中等度 ・苦しくて横になれない ・かなり困難

・かろうじて歩ける
・β2刺激薬ネブライザー吸入反複
・β2刺激薬皮下注(ボスミン)
・アミノフィリン点滴
・ステロイド静注
・酸素
・抗コリン薬吸入考慮
・緊急外来
・1時間で症状改善すれば帰宅
・4時間で反応不十分、
・2時間反応なし:入院治療
・高度喘息治療へ
PEF 50-70%
Pao2 60torr以上
Pao2 45torr以下
Spo2 90%以上
高度 ・苦しくて動けない ・歩行不能

・会話困難
・β2刺激薬皮下注(ボスミン)
・アミノフィリン持続点滴
・ステロイド静注反複
・酸素
・β2刺激薬ネブライザー吸入反複
・緊急外来
・1時間以内に反応がなければ入院治療
・悪化すれば重篤症状の治療
PEF 50%以下
Pao2 60torr以下
Pao2 45torr以上
Spo2 90%以下
重篤症状
(大発作の治療に反応しない発作・上記治療でも悪化)エマージェンシー重篤発作
・チアノーゼ
・錯乱
・意識障害
・失禁
・呼吸停止
・会話不能

・体動不能
・上記の治療継続
・症状、呼吸機能悪化で管挿
・酸素吸入にもかかわらずPao2 50以下
・意識障害を伴うPaSO50の上昇
・人工呼吸
・気管支洗浄
・全身麻酔を考慮
・直ちに入院ICU
PEF 測定不能
Pao2 60torr以下
Pao2 45torr以上
Spo2 90%以下





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