喘息とは

喘息(ぜんそく)とは、喘(あえ)ぎ息(いき)をすることから喘息と呼ぶようになりました。
喘息の症状は咳き込んだり、ヒューヒュー、ゼーゼーと笛が鳴るような呼吸音がしたり、
激しく咳がでて、呼吸が苦しくなったりする(呼吸困難)疾患です。
これらは気道(気管支)が炎症により細くなり、呼吸が妨げられることから起こります。
色々な刺激に対して、過敏に反応して炎症をおこす。
喘息は慢性に気管支が炎症を起こしていて、狭窄によって発作を起こします。
アレルギーやストレスによって炎症が引き起こされる場合もあります。

喘息の発作は夜中や明け方に多く、お昼頃にはケロッとしていることが多いです。
小児では肩で呼吸したりする子もいます。
成人では痰を伴うこともあります。
喘息の発作を繰り返し起こす病気が気管支喘息です。(普通は喘息と略されています)

喘息という病気が呼吸困難により、死に到る病気だという認識をもってください。
症状が軽いからと言って、死の危険が無いわけでは有りません。

喘息治療に成功するための5つ注意点

・薬物よるコントロールが大切
・自分でよくする努力が大切
・上手な医師のかかり方
・患者さんにとってよい医師とかかる
・患者さん同士の交流が大事

喘息治療の目標

・健常者変わりない生活と運動
・正常に近い肺機能
・夜間や早朝の咳、呼吸困難も無く睡眠が十分できる
・喘息発作がなく、増悪しない
・喘息で死亡しんない
・治療薬の副作用がない(薬の使用量を最小限に抑える)

気管支喘息に至るまでの経過

経過 内容
1段階 風邪をこじらせたり、ストレスが原因で咳き込み始めます 
2段階 咳き込んだり、ヒユーヒュー、ゼーゼー(喘鳴)という音がします
3段階 発作を起こし、病院にいくと初めて喘息と診断されます



喘息の特徴   

特徴 内容
特徴 1 ・喘息の発作を始めて起こした頃は軽い。喘息の発症の初期診断を確定し、よい治療や指導を受ければ、軽症のままで治すことも可能です
特徴 2 ・喘息の発作は明け方や夜中の症状が強く出る
・喘息の患者は自律神経の副神経交感の影響をうけやすい
・日中はケロッとしている人が多い
特徴 3 ・季節に影響を受けやすい
・喘息は9月ごろから11月までに症状がおこしやすい(好発時期とも呼ばれる)



気管支喘息発症後の進み方の特徴

経過 内容
1段階 ・風邪が合併すると通常悪化します。咳や鼻水だけだった風邪がヒューヒュー、ゼーゼーといった症状を伴うようになります
・好酸球などによる気道に炎症が常時起こっているのに加え、ウイルスよる炎症がプラスされることによって、気道が刺激されるからです
・この時に適切な治療を受けることが大切です
2段階 ・気管支拡張剤の吸入が処方され、吸入をするとすぐにに楽になるという経験をします
・PFの値がいつもより低下していれば、間違いなく喘息発作を起こったと判断できます
・気管支拡張剤を吸入してPFの値が元に戻れば気管支喘息に間違いありません
3段階 ・気管支がリモデリング(炎症や発作を繰り返し、起こしていくうちに気管支壁が厚く固くなる変化)を起こし慢性化,重症化していきます
・適切な治療を受けることが大切



喘息の分類

分類 特徴
アスピリン喘息 ・喘息患者の10〜15%は、アスピリンなどの酸性解熱鎮痛剤で喘息発作を起こす
・女性に多いのも特徴
アルコール
誘発性喘息
・アルコールを飲んで喘息発作を起こす
小児気管支喘息 ・子供の喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎の子供がなりやすい
・大きくなるといつの間にか治ることが多い
職業性喘息 ・仕事が原因で喘息になる(解体業者など・・・粉塵を多く吸入する職種)
運動誘発性喘息 ・運動が原因で発作を起こす
心臓喘息 ・心臓の疾患で喘息様の症状を起こすのを言います
咳喘息 ・喘息発作は無く、咳が出ます
・気管支喘息の前段階
満腹発作 ・食べ過ぎると発作を起こすことがあります



喘息の要

分類 内容
内因性 体質が原因。ストレス、心労が関係することもある
外因性 アトピー・アレルギー・風邪・環境(公害など)



喘息の合併症

分類 内容
好酸球性肺炎 好酸球が肺に肺炎様の炎症をおこす病気
肺気腫 気管支や肺胞の破壊にともなう疾患
慢性気管支炎 咳と痰が持続する病気です。喘鳴はありません
好酸球性副鼻腔炎 喘息を合併している人がなりやすい鼻の病気
症状は匂いがしなくなる
アレルギー性
真菌性副鼻腔炎
真菌(カビ)が鼻の中で繁殖・寄生が原因
高温多湿地方に多い病気
特発性好酸球
増多発症症候群
好酸球が血液の中や痰、鼻汁の中に多くなる病気
慢性好酸球性
白血病
血液の中で好酸球が異常に増える病気
好酸球性中耳炎 耳の中に好酸球が増える病気
アスピリン喘息の人に多い
喘息を合併している人がなりやすい耳の病気
中年の女性に多い
好酸球性胃腸炎 好酸球が胃腸につく病気
好酸球性食道炎 好酸球が食道につく病気



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