日々土を触ってものをつくるなかで、

いつでも自分の思いをまっすぐに表現できていたらいいのだけれど

実際にはなかなかそう上手くはいかないのです

夢中になっているうちに、たくさんのよけいなことに気をそらされて

気がつくと肝心なことから少し遠ざかってしまっていることのほうが

多いかもしれません

たとえばサイズを合わせることに気を取られすぎて

形に大らかさがなくなったり、ギスギスしてしまったり・・・

「他人」や「外」を意識すると、どうしても優等生になって

きちんとしようして小さくなってしまう自分が出てきます

 

だけど私が心惹かれるものは、きれいで上手で納まりのいいものではなく

いびつでもへたくそでも一生懸命、ていねいな感じのするものです

 

重なりが多少悪くても、大きさが揃っていなくても

円がきれいなまるじゃなくたって、形がたわんでいたって

ずうずうしく、ふてぶてしく、少し強引なぐらいに

「どうだ!これいいだろう!!」と言えるぐらいに

人の目を気にせずに、かっこわるい自分でも一生懸命ていねいに

ありのままに表現できるように

そういうふうに、ものが作れたらいいなぁと思います

 

2008年10月     むふ ぽたり 大崎陽子