
俯瞰した神奈川県の地形は、東向きの犬の姿に見たてられますが、
丹沢山塊は犬の背中部分と見ることが出来ますし、
大磯町はこの犬の暖かくて柔らかな腹部に相当します。
従つて北の丹沢山塊や、西の箱根の山々には冠雪が見られても
犬の腹部に相当する湘南地方、とりわけ
北側には屏風のような大磯丘陵、東側の高麗山麓は川が流れ
町の南側は相模湾の黒潮の暖流が流れ込み
相模湾に開くここ大磯では積雪は滅多にありません。
青山北郭(かく)に横はり 白水東城を遶(めぐ)る
青々とした山が町の北側に横たわり、
清らかな川は町の東側を巡りながら流れている
李白
大磯町には李白の詩に詠まれた景観があります。
しかも山沿いの内陸部と違い,しかも海に面した大磯の町は
夏は涼しく、冬は暖かく、避寒地としても好適地と言えるでしょう。
しかし、寒さが募る冬ともなれば常緑樹を主体とする
大磯丘陵の山々の緑も少なくなりますし、庭も寂しくなり
冬枯れの風情となります。
そして、里山を塒しにている「メジロ」は、
山を下りて毎日やって来ます。
庭先の餌のみかんを啄む「めじろ」の姿は実にほほえましいものです。
冬の庭では次のような花が健気にも彩りを添えてくれます。
一方、大磯町を横断する国道1号線は、
新年早々に行われる「東京〜箱根間、大学駅伝」のコースであり、
旧東海道の面影を残している松並木では住民の声援が飛び交いますし、
1月14日大磯海岸では,この地に伝承されてきた古い民俗行事

(さぎちょう)が行われます。
二月の末には旧東海道の松並木の菰外しが行われ
三月初めには白岩神社の歩射祭(県指定無形民俗文化財)で春を迎える準備が整います。
