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みなさんのお公家さんのイメージとはどんなものでしょ うか?
天上眉に白塗りお歯黒、神主さんのような服に「〜でお じゃります、ほほほ」と扇で口元を隠す。こんなもので しょうか?実は私もそんなイメージしか湧かないのです。
なぜか昔から「鷹司」「三條」「綾小路」などと言う名 前に惹かれ、烏帽子に装束(狩衣)姿に萌えどころか、 体中のアドレナリンが活発にでてくるのです。
私の将来の夢は「烏帽子狩衣を着け和歌を詠む」ことで す。
そのために「装束」「和歌」「書」を学び、さらに周辺 領域の諸々の文化を学び「風雅の道」を確立したいとい う「野望」を持っております。
そのような方は世の中のごくごく少数だと思いますが、 現代の日本の文化や伝統の基礎を形作っている公家の文 化をご一緒に遊び学んでいただこうと思います。
宮廷や公家に由来する文化は、数々ありますがその中で も一番のものは「和歌」であることは言うまでもありま せん。
私自身和歌の専門家ではありませんから、ここで「和歌 」について解説を行うつもりはありませんが、5・7・ 5・7・7の言葉のリズムは日本人にしっくりくるので
はないでしょうか。スローガンや標語、はては歌の歌詞 でも7・5の言葉は日本人の琴線にふれる不思議なチカ ラを持っていることはみなさんも薄々おわかりのことと
思います。
同じようなジャンルで「俳句」がありますが、こちらは 5・7・5であまりにも言葉が少なく、その言葉をそぎ 落とす様は、どちらかといえば禅僧の修行姿・座禅姿の
厳しさにも似た感じを受けます。
「和歌」はどうでしょうか?「万葉集」にでてくる長歌 のように長くなく、漢詩のように中国の借り物でなく 「俳句」のように短くなく、「川柳」のように遊びすぎず。
頃加減というか、ちょうどよい表現手法なのだと思います。
さらに和歌は四季を詠い新年を賀し恋を歌い別れを惜しむものであり、公家にとって仕事であり、教養であり、社交術であったのです。
さてみなさんのお気に入りの和歌はなにでしょうか?
平安時代の歌では、私はこの歌がお気に入りです。
「このよをば わがよとぞおもう もちずきの かけたることの なしとおもえば」
藤原道長の不遜といえば不遜であり大胆な歌ですが、私は道長の手放しの喜びようが手にとってみられるこの歌が好きです。賢人右府と言われた藤原実資が返しを求められ「このようなすばらしい歌に返す歌などできない今夜はこの歌をもっと味わいましょう」などと言ったといわれています。
「もちずきの かけたることの なかりせば よわいかさねし ちよにやちよに」
凡人の私ならお追従でこれぐらい返して恥の上塗りをし そうです。
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