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■群馬県No.45 公認No.63 9km 10ポスト ■スタート地点:山口屋食堂前 地図取扱:山口屋食堂(0276-22-2647)、県OL協会通販 ■交通機関:東武鉄道伊勢崎線「太田」駅下車徒歩20分 ■2005年9月30日踏破 所要:2時間57分55秒 (12時58分00秒〜15時55分55秒)
とても懐かしいコースに26年ぶりの再訪です。パーマネントコースを歩き始めたのが昭和53年4月のこと。この「太田市金山(当時は太田金山)」コースを歩いたのは翌5月14日。第3回目という、まだまだ手探りでオリエンテーリングに挑んでいた頃です。そして、第5ポストに到達することができず、翌年に再度チャレンジした思い出もあるコースです。その後、次々と未踏破コースを求めて全国各地を渡り歩くことになるのですが、「ポストが見つからずひどい目に遭った」と思わず、「よし、今度は見つけてやろう」と思えたことが、今に至るまでパーマネントコースファンであり続けている一因のようにも感じます。 このコースの歴史を振り返ると、開設は32年前の昭和48年です。当初は「中央公民館」を起点にした、北に長いコースが組まれていました。素朴な木箱の中に地図が用意されていて、利用者は自由に取り出して歩いていました。 現地へのアクセスは、東京の都心からだと東武特急が便利です。急行から特急へ昇格した「りょうもう号」で浅草からは約80分。料金は片道1,030円の乗車券と特急券1,000円、計2,030円也。この日は平日ということもあり「ビジネス特急」の名のとおりにスーツ姿の乗客が散見されました。高架改築中の太田駅北口からスタート地点までは徒歩20分とやや長い道のり。お昼の到着で、まずはランチと思い駅前を見渡すと「焼きそばの町 太田」との文字。「餃子の町 宇都宮」「ラーメンの町 佐野」なら同じ北関東でも昨今知れ渡ってはいますが、これは初耳。ものは試しとその「呑竜焼きそば」なる店に早速足を踏み入れてみました。焼きそばだけでは味気ないので、豚汁セットを頼むと、ご飯と焼きそばが1つの皿に相盛りなったものと豚汁が供されてきます。太麺にやや甘いソース。店オリジナルか、これが太田やきそばかはわかりません。ほう、こんなもんかと思ったら、太田市観光協会のホームページには45店舗も紹介されています。お見逸れいたしました。 街中を20分歩くと「山口屋食堂(0276-22-2647)に到着します。出掛けに電話を入れると、店は休みとのこと。ただし、呼び出してくれればマップは用意してくれるとのことで、早速チャイムを鳴らすと奥さんが応対してくれます。定休かと聞くと「旦那が体調崩してしばらく休んでいる」と訳を明かしてくれました。記入を求められたマップ販売履歴のノートからは利用者の多さが伺え、うれしい限りです。
余談ですが「大光院」は別名「子育て呑竜」とも呼ばれ、子宝に恵まれたい夫婦が訪れ、授かってまた訪れるところだそうです。参道の土産物屋にも子供向けの玩具が多く見られるのはこのためです。建立は1613年。徳川家康の手によります。 PCの案内板は小さな駐車場の横に設置されています。整備抜群の群馬のコース。マスターはいたって鮮明。大幅に変更されたルートに、新設コースを歩く前と同様のわくわく感が沸き立ちます。12時58分出発!
大光院の東側を北上し、第1ポストは「金龍寺」を目指します。車に気をつけながら歩くこと500m。左手に現れた寺の石段を上がると、更新されたばかりの真新しいポストが立っています。支柱にはビニールが被さったままのピカピカの新品です。この「金龍寺」は「上州太田七福神」の「毘沙門天」が奉安されています。開祖は新田義貞公で、1321年の建立です。境内には七福神の石像も鎮座しています。
南に折り返し、緩やかな歩道に入ります。小さな橋を渡り、ほどなく大きなカーブにさしかかると、もうそこは第2ポストです。第1ポストとは対照的に、ここは群馬ではおなじみのミニポストが古びた姿で頑張っています。以降、第7、10ポスト以外はこのタイプです。
次の第3ポストは唯ひとつ、スタート地点より南に位置しています。地図に円く記されたスペースは「東山球場」です。この球場、開設はなんと半世紀以上も前の昭和25年なんだそうです。球場の横の森には金木犀の香りが心地よく漂っています。ミニコースのポストを確認し、いったん道路に下って再度小径に分け入ります。まっすぐ上ると「高山神社」境内に到達。反対側の囲いの下にポストがあります。この高山神社は、江戸時代中期の思想家である高山彦九郎を奉って明治12年に天神山山腹に創建されました。その後、大正6年、現在の天神山山頂に新社殿が造営されています。 第4ポストはかつての第1ポストと同じ場所。「高山神社」の石段を下り、山裾から「熊野神社」を目指します。ちなみに、この「熊野神社」の隣にあるのがかつてのスタート地点である「中央公民館」です。神社の境内と駐車場を抜け、遊歩道へ入ります。ジグザグに登っていくと、「平和の塔」がにょっきり出現。これは市制施行40周年と平和年宣言を記念して昭和63年に建設されたものです。ここから東に向かうとすぐにピークにさしかかり、小径の北側にちょこんとポストが置かれています。
引き返し、塔の横を北に向かいます。道路にでると、地図では主要道路の茶色で記されたルートに入ります。ところがこれ、未舗装で車の通行も禁止。深閑とした雰囲気すらある平坦な山間ルートで、穏やかな気持ちで歩いて行けるでしょう。ミニコースのポストが目印の分岐を右手に入り、林を抜けた先にある分岐付近に第5ポストがひっそりと隠れています。ここはかつての第2ポストと同じ場所。昭和53年に歩いたときは、小径の途中にあったのが、翌年には舗装道路が新造されて分岐になっていました。山を下ってきたら突如道路が現れて驚いたのを今でもはっきり覚えています。 しばらく山裾の穏やかな道を進み、かつての第3ポストのあった道の曲がりを過ぎるとまもなく「玉巌寺」に到達。ここには七福神めぐりの福禄寿が奉られています。その先の十字路を左折して山に分け入ると「神明宮」の境内で第6ポストが確認できます。ミネラルたっぷりの湧き水もあり、金山登山を控えて一息いれたいところです。
いよいよハイライトの金山山頂へ。九十九折の山道をたどり、高度を稼いでいきます。いったん踊り場のように緩やかになったあと、再度の登り。視界が開けるとほどなく、223mの金山山頂に到達します。「金山城跡」として観光地化されているようで、一帯はすっかり整備されていました。ポストも簡単に発見。石積みや、山の地形模型などを見学して、第8ポストへ向かいます。
地図には記載のない舗装道路を西へ下り、駐車場に到達。さらに遊歩道を下っていくと、分岐の手前に第8ポストが置かれています。7〜8ポストは、かつてのコースでも同じところにポストがあり、番号も同じ7〜8でした。 しかし、第9ポストは以前と異なり、南へ向かわず、そのまま西進します。最後の下りは足元が不安定なため、気分的にはかなり長く感じます。約20分かけて下りると「金山浅間神社」に到達。本堂の裏に回るとポストが確認できます。
これ以降は最後まで平坦な道のり。ゴルフ練習場の大きなネットと高圧線を見ながら山を取り巻くように歩いてゆき、住宅地に入ります。車両通行止めの徒歩道を進んでいくと、分岐にピカピカのポストが立っています。いずれすべてこのタイプのポストに更新されることでしょう。
そのまま東に向かうとまもなく「大光寺」に帰り着きます。秋の運動会の準備なのか、境内にある幼稚園からは「マツケンサンバ」の大音響が響き渡っていました。 所要時間は2時間58分。北側がカットされたものの、距離の上では以前のコースとさほど変わっていないようです。 大きな観光の目玉のない太田ですが、その分自分のペースで散策するには打ってつけの旧跡が点在しています。一日のんびりと訪れてみませんか。
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