■熊本県No.19 公認No.681 10km 10ポスト

■スタート地点:富岡港 地図取扱:苓北町教育委員会

■交通機関:下記参照

■2001年10月8日踏破 所要:2時間35分52秒 (14時29分00秒〜17時04分52秒)

 長崎県「雲仙」コースと同じ日、熊本県「苓北町」コースにも足を伸ばしました。
 雲仙から島原半島西部の小浜温泉へ下り、目指すは半島南端の口之津。島原鉄道のフェリーで天草下島の鬼池港へ30分の船旅です。鬼池港からスタート地点の富岡港へは九州産業交通バスが利用できます。所要36分。富岡港へは長崎茂木港から安田産業汽船で直接行くことも出来ます。こちらは所要1時間10分、高速フェリーで40分です。

 富岡港にはOLの出発点に関するものは一切案内されていません。マップとマスターマップは事前に苓北町教育委員会から入手しておきましょう。1:10,000の大縮尺マップが用意されています。天草島から突き出た岬を一巡りする、海の香りが満喫のコースです。

スタート地点の富岡港

 街中を抜け、小高い丘に登ると早速第1ポストに到達。熊本県では最後に設置されたコースではありますが、それでも20年近くの歳月が経過。ポストの管理状況が心配されましたが、薄れがちの記号もしっかりと補修されて活き活き。回る意欲が湧いてきます。

 第2ポストへは主要道路と海沿い通る遊歩道の2つのルートが選べますが、もちろん遊歩道を選択。まだまだ蜘蛛の巣のはびこるシーズンでしたが、苦労無く歩けます。緩やかなアップダウンを繰り返しているうちに、舗装道路ルートとの合流点に到達。薄暗い階段を下るとポストは直ぐ。

 第3ポストへは印象的な海岸線。地図に記載のある道、以前はコンクリートで出来たものがあったようですが、すっかり波にさらわれてしまい、残骸が途切れ途切れに見られるだけになっています。そのため、OLの最中であることを忘れてしまいそうな浜辺を歩くことになります。ポストに通じる小道の入口はやや分かり難くなっていますので要注意。発見できれば間もなくポストに到達します。

第3ポストまで続く海岸線

 これ以降は岬のコースというよりも、のどかな里巡りといった様相に一転。しばらく舗装道路をのんびり歩き、山を回り込みます。川に向かって緩やかに下り、その川を越えたところで、分岐を左折。一見民家へのアクセス路に思えるそのルート。犬もうるさく吠え、なんとなく憚られます。意を決して進んで行くと、折り返した先で第4ポストに到達。

単調なルートが多い当コースの中で、第5ポストまでの区間は比較的多くの分岐を通過。ポストのある小径は通る人もないようで、僅かな距離ながら荒れ気味です。

第5ポストへのルートはやや荒れ気味

 この荒れた道を脱出したのも束の間、第7ポストまでのルートは困難が待ち受けています。まず、第6ポスト。ポストは耕作地と森の境にあるのですが、耕作地を抜けるルートが整地されて消滅しています。耕作地の畦道を歩くことはOLでは禁止されていますが、ここは許してもらうしかありません。地形がはっきりしているため、ポストそのものへのアプローチは容易です。

 このルートが消失しているということは、この先の林間ルートもその役目を終えていることの証。特に第7ポスト前後は覚悟が必要です。ポストを過ぎると程なくこれまでの苦労が嘘のような広々とした杉林に抜け出します。最後は穏やかな森に包まれるように歩き、視界が開けると第8ポストが顔を覗かせます。

 海沿いの舗装道路から最後の登りに。富岡城址を目指して階段を上がると、展望台の下に第9ポストがあります。現在、城址の石積み再建工事の最中で、それに伴って道路も一部変更されています。うっかりしていると第10ポストへのルートの手前の道を下ってしまいそうになります。地図にない道の上、正規のルートが工事現場の奥にあるため、注意が必要です。

 富岡城址から下ると、天草代官鈴木重成公の石碑が目に止まります。最終ポストはこの石碑の裏に控えるように立っています。

天草代官鈴木重成公石碑横の最終ポスト

 マップの解説にもある「人情味豊かな町」との言葉通り、地元の方が農作業をしている手を休めて話しかけてきて、しばらく話し込む場面もありました。都会の時間の流れを忘れ、ゆっくりと歩きたいコースです。