|
|
| 流動資産とは?A |
前回は流動資産のうち当座資産にあたるものをチェックしました
今回は残りの流動資産をチェックしてみます |
●流動資産
流動資産は現金化しやすい資産とはいえ即現金に替える事ができるものや
逆に現金に替える事ができても資産価値的には劣化する可能性があるものなどいろいろあります
大きくわけると次の3つに分類できます
@当座資産
Aたな卸資産
Bその他資産
今回はAたな卸資産とBその他資産を簡単に見ていきます
【たな卸資産に含まれるもの】
1.商品
販売目的に他社から仕入れたもの
小売店などは企業から製品を仕入れて販売する事になります
2.製品
販売目的に自社で製造されたもの
マーベやバンビはDVD・ビデオ・CDなどが製品になります
3.仕掛品
2の製品を作ってる途中のもの
製造途中でも売り物になるものは半製品などとも呼ばれています
仕掛品は業種によって呼び名が変わるようです
完成したものが製品となります
4.原材料
製品を作る上で必要な材料はほとんどここに計上されます
洋服であれば綿もそうだし糸もそうです
機械のネジ一つであっても原材料になります
5.貯蔵品
事務用の文房具や包装用資材などがこれにあたります
日常的に使うものについては計上しなくてもいいそうです
マーベラスなんかだとアミューズメント用景品などが含まれます
※詳しくは企業の有価証券報告書で資産内容を確認しておきましょう
【たな卸資産の価値は?】
たな卸資産はある意味在庫ですから流用がきかない部品などはすべて粗大ごみです
商品や製品はある程度の値段はつくでしょうが売れ残りは所詮粗大ごみです
当座資産と違い価値の評価が難しいですから30%〜50%程度の価値と考えましょう
常にごみとなってしまう可能性は捨てきれないのであくまで控えめに考えましょうね
ただたな卸資産回転率が高ければ在庫が粗大ごみになる可能性などは下がりますので
業種によっては50%〜70%の価値で考えてもいいと思います
どこの企業でも在庫リスクがありますね
ただデルなんかは完全受注生産です
しかしこのような回避方法ができる優良企業はほんの一握りだけです
【その他資産に含まれるもの】
1.前渡金・前払費用
前渡金は商品等の仕入れの際に代金を前もって支払っているもの
前払費用は決算期等をまたがって翌期の分を支払ったもので家賃や保険料が代表的です
2.繰延税金資産
将来的に支払義務が決定しているお金
流動資産に含まれる繰延税金資産は1年以内の支払われます
3.短期貸付金
本業以外でお金を貸していて1年以内に返済される予定のお金
その期間を超えると長期貸付金になります
4.未収入金・未収収益
未収入金は特別損益などに計上されてる売却での債券にあたるもの(現金回収はまだのもの)
未収収益は決算期等をまたがって支払われる予定のもので預金の利息が代表的です
5.仮払金
いわゆる接待費のこと
よく企業で問題になるのはこの仮払金の使途です
6.貸倒引当金
債権が回収不能に陥る場合に備えてあらかじめ資金を計上しておきます
実際に回収不能になった時は回収不能金を貸倒引当金で相殺することになります
税法で繰入限度額が決まっていますが限度額上限まで計上しておくことが多いようです
貸借対照表ではマイナスで計上されます
【その他資産の価値は?】
実際に支払っているものや支払う予定のものが多いため将来的には固定資産に変わったり
なくなったりする資産であるので0%〜20%程度の価値で考えましょう
ただ短期貸付金に関しては貸した企業や人にもよりますが50%程度で考えてもよさそうです
ただ基本的には控えめに考えるのがバリュー投資ではいいので
当座資産とたな卸資産以外に関しては”0”評価でもいいと思います
それでも安全域のある企業は投資する価値があるかもしれませんね |
HOMEへ戻る |