
ワクチンは、恐ろしい伝染病から体を守るために必要な、「免疫」と呼ばれる抵抗力をつ けるために用いられます。
当院では、犬には狂犬病のほかに9種類(ジステンパー、伝染性肝炎、アデノウイルス2型感染症、パラインフルエンザ感染症、パルボウィルス感染症、コロナウイルス感染症、コペンハーゲニー型レプトスピラ、カニコーラ型レプトスピラ、ヘブドマディス型レプトスピラ)の感染症に対して免疫を作る混合ワクチンを使用しています。
また、猫には5種類(猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫のクラミジア病、猫白血病ウイルス感染症)の病気に効く混合ワクチンを使用しています。
こういったワクチン接種でできた免疫の持続期間は約1年間といわれ、ワクチン接種を定期的に受けることで、ほとんどの犬や猫が感染を免れることができます。
年一回のことですので忘れないようにしましょう。

ノミは「ノミアレルギー性皮膚炎」という皮膚炎を起こさせることがあります。また、多量に寄生された場合、貧血を起こしてしまうこともあります。さらに病原菌を媒介することもあります。
ダニは食いつかれると皮膚が赤くはれ痛みやかゆみを伴います。やはりノミと同様に病原菌を媒介することがあります。
どちらも夏の気温の高い時期に大量に発生するものでしたが、近年は暖房やカーペットの利用が一般的になってきたこともあり、一年を通じた予防が必要になってきま
した。ノミやダニの駆除剤などが一般的となり、もしノミやダニに寄生されたとしても簡単に駆除できるようになりましたが、何よりも予防は治療に勝ります。定期的な健康診断を心がけてあげましょう。

フィラリアとは寄生虫の一種です。この寄生虫が犬の
心臓に住みついて血液の流れを悪くし、その結果、心臓 や肝臓、腎臓、肺などにおこる色々な病気を『フィラリア症』といいます。このフィラリアは蚊によって運ばれて感染するので夏は特に注意してあげなくてはなりません。
フィラリア症に感染すると咳が出る、血尿をする、運動中すぐに疲れたり、倒れたりする、腹水がたまるなどの症状があります。また、貧血になったり、元気や食欲がなくなって、本来の寿命の半分くらいしか生きられなくなったりします。
フィラリア症の治療法としては注射でフィラリアの成虫を殺す方法や手術で成虫を取り出すといった方法もありますが、最も一般的な方法として成虫になる前に予防薬で殺してしまう方法があります。これは感染しているときに毎月1回薬を投与する方法です。
近年発売された薬は有効成分の投与量は少なくすむもので、その分副作用も少なくてすむ安全性の高いものがあります。
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